ストーリーの繋ぎにギクシャク感が「聖剣の刀鍛冶」

 二ヶ月遅れで、昨年末に放送終了したテレビアニメの感想に入る。
 
 最初のかなり不満がありそうなタイトルになってしまったが、最後までちゃんと見ているので、あげたことは些細なことだと解釈して欲しい。
 ほぼ萌え要素なしなラノベ原作のファンタジー物なので、扱いは難しいし、構成が物を言うところだと思う。
 各エピソードの作りは、演出も含め丁寧に作られていた印象。
 終わりに向け、それらに張られた伏線は回収されているのだけれど、見終えて「繋がっている感がない」のだ。
 惜しい。非常に惜しい!
 
 原作未読の作品のため大きなことは書けないのだけれど、一塊の話としてきりの良いところまでを12話にまとめようとしたら、ちょっと話数に余裕がなかった、と言うことなのだろうか?
 
 確かなことではないけれど、剣や刀を使う作品なので、制作をサムライチャンプルーマングローブへ依頼したと聞くが、それは正解だったと思う。
 アクションの部分は良い動きをしていたし、色の使い方もサムライチャンプルーと共通していたものがあり、ファンタジー物っぽい雰囲気を演出していた。
 
 本当に細かな部分でのつかみと完成度だけが、不足していたのだと思う。