今度はステージング「も」凄いぞ！「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」
前回の映画から約一年半の「間」は、おそらく作られるスタッフの想像以上の変化をもたらしている。
「サヨナラノツバサ」では、その意識が強く働いてると感じた。
歌パートのステージングは、マクロスシリーズでは絶対負けられない部分。
「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」の感想を書いた時は触れなかったが、正直、この部分だけは前回イマイチだった。
本作は、その点の汚名を返上したと言い切って構わない（ハズ）。
作画も安定しており、人物にもCGを多用しているものの、違和感はない。
メカバトルも含め、前作を超えるアニメーションの頂点のひとつ*1として、一回は劇場で見ておくべき。
「「イツワリノウタヒメ」はストーリーがスカスカだった」ことは当ダイアリーで指摘したが、今回は翻って中身を詰め込みすぎだ。
裏設定らしきところまで描かれており、構造が複雑すぎる。これは難点。
映像を追っていると、ついストーリーを見失うこと請け合い。
リピート鑑賞が必須（？）でもある。
アルト君がシェリル・ノームとランカ・リーのどちらを選ぶか？には、一定の答が出されている。
劇場版では、そこを曖昧としなかったのは、裏切らなかったと思う。
旧来からのマクロスファンには、どちらを選ぶか推察できるハズだ。
