古き良き昭和の香り「Droronえん魔くん メ〜ラめら」

 女の子の動き,特にアクションシーンの中割りが昭和を感じさせる風合いで、あまた作られているゼロ年代以降のアニメーションでは、極めて異色。
 ドラゴンボールより前、ファーストガンダムの頃の感じである。
 恐らく舞台設定は1970年代と思われるので、その辺の作り込みまで、キッチリ合わせてきたのでしょう。
 アニメーターさんの尽力に、頭が下がります。
 さらに加えるなら、必要なところできちんと絵を動かす手間を惜しまない姿勢、これらを合わせ、とても良く作られてる。素直に高評価です。
 
 アニメでは怪奇色が強い昔の「ドロロンえん魔くん」の印象があるから、出だしは違和感があったが、コチラが本当の永井豪テイスト。
 キャスティングも、女性陣を中心によくハマっていたと思う。
 
 ただ、商売上の都合がある深夜アニメではあるが、1クールに収めるのは、やはり、無理があった。
 こればかりは、如何ともしがたいかなぁ。
 モッタイナイ。