スロースターターぶりが勿体ない「侵略!?イカ娘」

 一期からスタッフ横滑りしたものの、水島努監督が抜け,山本靖貴監督が内部昇格の布陣の変更のためか*1、中盤までは少々前作と雰囲気が変わってしまっていた。
 「侵略!イカ娘」は、人間界の知識に乏しいイカ娘が知らない事象に触れたときの反応がキッカケに騒動となるのが基本。
 なのに、そこがゴッソリ抜けてしまっていたように思う。
 軌道修正に成功したのは、9話Aパートの「おままごとしなイカ!?」以降。
 遅すぎたように思う。
 
 スフィアが歌ったOPも今ひとつで、「侵略ノススメ☆」でハイテンションに作品に入れた一期と異なり、アニメーション本体部分にハンデとなってのしかかったのも事実。
 各話ごとにも、スロースタートを強いられていたと感じた。
 毎度ハモりもせず,パート分けもしないスフィアの曲はユニットのファン向けにはなっても、アニメのOPやEDには向いていないと思う。
 イカちゃんが前作比150%はかわいく描かれていたOP、スタッフの徒労に終わっているのである。
 全くもって、勿体なかった。

*1:そのためではない可能性もあるが。