タイトルの勝利かも「この中に1人、妹がいる!」
中身は在り来たりのハーレム物なんだが、フックのかけ方とタイトルが気になって見続けてしまった。
嵯峨良先輩にスポットが当たるあたりまでは、結構見れたと思うのですよ。
それ以降が、ストーリーの組み立てがぐずぐずになっていくし、正直に申し上げてヒロイン格の声優さんたちがあまり上手くないから、だんだん魅力が薄れていく感じだが...
トドメは後半の宝生柚璃奈役の小倉唯。
鍵を握っている役で長台詞が多いのに、これを読むのがやっとという状態。
興ざめである。
まるで成長してない......
例えば、悠木碧さんあたりに変えるだけで、グッと締まるのにと。
キャラクターの可愛さも本作の売りのひとつのハズだが、後半に行くにつれ雑な絵も希に見られて、そこもガッカリ。
妹の正体の明かし方には芸が無く、盛り上がりに欠けてしまった。
妹が誰だか知っている原作既読派には、見て得にならない作り。
僕は未読だったから、妹が誰だか知りたくて最後までつきあえたけれど、そうえなければ実に微妙な出来映えだ。