いいファンタジーです「マギ」

 不勉強で、週刊少年サンデーに連載中であることさえ知らなかったのだけれど、これは、なかなかいいファンタジーですね。
 下敷きになっているものが何かはわかるけれど、その混ぜ方が絶妙。
 土曜夕方に放送するアニメーションとしても、適切だと思います。
 名を秘すものだが、相応しくないのが、何本この枠で垂れ流されたことか!
 
 強いて書くならば、モルジアナさんが黒いのの腕を駆け上がる辺りから、しばしば作画が雑になったこととか、物語を畳む最後のところでシナリオの組み方がこれも雑になったところとか、本編にはその程度の不満しかありません。
 まあ、A-1 PicturesでなくBONES制作だったら、飛び抜けた世界観を見せてくれたのではないかと思うところはある(そういう素材だ)けれど、あまり多くを望むと罰が当たるというもの。
 マギ役の石原夏織さんには、これまで酷いのを何度か見せられてきたけれど、「マギ」に限ってはスバラシイです。大絶賛。
 
 本編はこの通りも、OPとED、特にED曲の選択は、乃木坂46といい,supercellといい、全く相応しくないものがついてしまっている。
 supercellとか、SMEは契約した分使わないと損と思っているのだろうが、もう、いい加減見切った方がいいと思う。
 底が見えてますョ。