どS最高!「犬とハサミは使いよう」

 この作品の特徴は、目の描き分けがキッチリされているところカナ?
 どSの霧姫から犬になってしまった和人まで、同じ調子で描かれていながら、同じ目をした主要なキャラはいないのだ。
 さらに「目は口ほどにものを言う」をそのまま体現していて、目の描き分けで、視覚でも感情を推し量れる。ここが大したものかと。
 電波なOPから*1本編までテンポ良く進み、次回予告までをひとかたまりとして作り込んでいるところも、好感度が高い。
 
 極めつけはは、井上麻里奈さんのどS声。この手のタイプは、ホントハマる。
 木津千里(「さよなら絶望先生」),三日月夜空(「僕は友達が少ない」)そして本作の霧姫と、この系統ではハズレなしである。
 
 難を挙げるとすれば、原作未完故、最後まで見終えても途中で切られた感が少し残ることか。
 何せ、主人公が犬になってしまうのだから、それに対して何らかのオチがつけられなかったってのは、厳しかったかと。
 ホントウに、それくらいっす。

*1:畑亜貴さん、流石です!w