惰性を断ち切れなかった「ローゼンメイデン」

 それは、頭を切り換えず最後まで見てしまった、僕のことなんだ。
 
 本作は、仕切り直した「週刊ヤングジャンプ」版が元になっている。
 だから、これまでのモノとは「かなり違う」にも関わらず、手触りに前作と同じようなモノを求めてしまった。
 前作のアニメーション化は原作を無視したところもあり、改悪も甚だしかったのだが、それを脇に置いても、だ。
 
 そんなことで、僕の中ではちょっと損をしている一作。
 
 あと、書店の店長は、出てき過ぎてウザかったかなぁ。
 その分、次回予告でへこまされる役回りを担って貰い、中和させているつもりなんだろうけれど、大事なのは本編だから。