色々と混ぜすぎ「ノブナガ・ザ・フール」

 モチーフを少しずつ裏で足しておく分には、問題なかったかも知れぬ。
 しかし、コイツは、戦国武将,中世,邪馬台国,ロボット etc...色々と雑に混ぜすぎである。
 そのため、何がしたいのかのピントが、完全にぼけてしまった。
 ガイジンスタッフにコンセプトを任せた副作用と類推するが、統括できなかった河森正治氏は、佐藤英一監督共々糾弾されるべきであろう。
 
 もう一つ気になったのは、キャラクター同士の掛け合いがちぐはぐだったこと。
 ひとつひとつの台詞は、耳を懲らして聞くと良い演技なのだが、これらが通して聞くと噛み合っていないのだ。
 音響に関して、スタッフ側に前もってプランがなかったのではないかと、穿ってしまう。
 
 そんなことで、途中で視聴中止なのであった。合掌。