キワモノも突き詰めれば素晴らしい「俺、ツインテールになります」

 ツインテールだけにネタを絞り、出落ち感満載の事前印象だったが、OPも含め戦闘シーンでキャラクターたちを兎に角動かす!
 全くと言っていいほどCGに頼らないアクションシーンの意気や良しで、作画崩壊がたまには言ってしまうことは、ご愛敬だ。
 
 次々と現れる、「ツインテール愛」をもつ変態ども。
 これを演じる豪華キャストの怪演が、吹っ切った設定に華を添える。
 
 キャラクターたちは可愛いし、「もうチョイとリソースがあれば」と思わされることなくもなかったが、リソースあったらこの熱量が生まれたかは疑問。
 その辺が、難しいところだろう。
 
 「作画乱れればダメ」と評する向きも多いが、この崩れ方なら許せる。
 まず「その魂を見よ!」って作品で、色眼鏡かけず見ることをお勧めしたい。