期待しすぎて肩すかし「SHIROBAKO」

 だが、おもしろい作品だったとは思う。
 
 アニメーション制作スタジオを描いた業界モノってこと、水島努監督のオリジナル作品であることが手伝ってか、方々でバイアスが掛かり高い評価を得ていただけに、遅れて視聴した分だけ、肩すかしを食らった感が。
 
 一般的な題材でないこともあり、大枠の状況を共有する『えくそだすっ!』編と、本編と言える『第三飛行少女隊』編で全体を構成。
 連続した2クールの枠を確保できた賜で、イイ流れ構築することが出来た。
 大げさに描いているだろう箇所(特に会議まわり)やオブラートに包んでいるところ(主に金銭関係)はあるモノの、概ねボクたち外野の見かたを踏襲しているところがある分、受け入れやすかったのではないだろうか?
 
 また、24話「しか」ないため、あえて、上山高校アニメーション同好会メンバーの扱いに、濃淡を作ったのもマル。
 次作への期待感を煽る効果と合わせ、成功した戦術だった。
 
 ちなみに、井口さんのファンでしたw
 ショートのメガネ+喫煙者ってところがイイ!