「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編」

 前半は、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の感想で書いた通り。
 「このままでは、4期以降のアニメーション化は危うい」と思った。
 
 が、名作と謳われるジョジョ3部の原作の底力+スタッフの工夫により、かなり持ち直したと、このシリーズを見終えて納得した次第。
 エジプトに入ってからは勿論のこと、その前の段階でも、変化を入れ「水戸黄門化」を避ける工夫が、随所に見受けられた。
 また、47話および48話のOPからの繋ぎには、ちょっと鳥肌がたった。
 
 前半で酷評した小野大輔さんの演技も、かなり改善。
 子安武人さんとの最終決戦では、十分に渡り合えていたと思う。
 
 DIOの住処に辿り着いて以降の熱量は、相当。
 これなら、2+2クールに拘らず、前半を圧縮し計3クールでまとめれば、商売上問題あるかも知れぬが、より高い頂きに到達できたのではないかと思う。
 残念だ。
 
 シリーズ通して、必見の一作であることに「間違いない」。