「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」第2クール

 破天荒自衛官異世界娘のハチャメチャで引っ張りきった1クール目と比べ、おとなしめ。
 伊丹くんが公務員のような立ち回りをしたり(そうなんだけれど)、自衛官の誰もが特地での火器使用に躊躇するなど、(原作からかも知れないが)各所に配慮しまくったようなおとなしさ。
 
 前作で「リアリティに欠ける」との声もあったようだが、抑も、それを求めるような作品ではない。
 「異世界に、兵站システムを構築した上での近代戦を実施したら、一気にパワーバランスが崩れてしまった。どうしよう?」ってところがメインテーマであって、近代の火器がファンタジーな火器に屈していた数多なアニメーションと異なる要諦でもある。
 が、様々な外因があって、本来求めたところでない、細かな描写に重きを置かなければならない、そんなことになった印象だ。
 個人的には、お姫様(ピニャ・コ・ラーダ)支援の話になると睨んでいたのだが、それは国政を左右する「内政干渉」なのだろう...
 
 もう少し、爽快感ある展開を期待していたので、少々ガッカリだ。