変わらず、高校野球を描く頂点「ダイヤのA 〜Second Season〜」

 スタッフは変わらず、なれ合う印象もなく、いい意味で安定してきた。
 ここで書いているとおり変わらずスバらしいものだ。
 
 原作がそうなので仕方ないのだが、映像で見ると、更に「落合コーチは、ホントウに要るのか?」との疑念もわいてきて*1、彼の立ち回り含めてモヤモヤ感があるのはマイナスだが、それを覆すだけのパワーがみなぎっている。
 
 青道高校が夏の予選で敗れ、新チームを立ち上げまでが主なストーリーとなるだけに、出来映えは相当に地味だ。
 しかも、重苦しい敗戦以降を本作のアタマでキッチリ描いているため、放送時間帯変更と相まって不安あったが、それさえも覆した。
 今後のコンテンツの活用を考えると、ここを巧くやりおおせたことは、大きな差となってくる。
 
 野球を知る/去らないに関わらず、誰にでもお勧め。
 ただ、原作の進み具合から押して、続編(「ダイヤのA act2」)のアニメーション化は、遠そうである...

*1:アンーメーション版の、このシリーズ後半で役に立ってくる