高橋留美子は老害ぢゃない

 週刊少年誌、特に少年サンデーは部数減が著しいためか、同誌で連載が長い高橋留美子あだち充老害とし、「連載をやめるべき」との書き込みを、結構見る。
 ネットの隅で反論するけれど、今時の萌えと言われる構造のベースは、殆ど高橋留美子が発明したものだ。
 「うる星やつら」,「らんま1/2」,「めぞん一刻」、この三作品は最低読み返していただきたい。
 
 また、高橋留美子あだち充とも、たまに描く短編作品が巧い。
 様々な理由で長期連載とならざるを得ないため、作品数は多くはないのだが、これらの短編を読むと、持っている引き出しの多さがわかるってものだ。
 
 若手に描かせたいとの思いがある人の気持ちもわからないではないが、この山、越えるのは相当難しいと思う。
 小学館ばかりで描いているので、それ以外の出版社でどのような作品が出てくるか見てみたい気持ちはあるけれどね。
 個人的に。
 でも、高橋留美子は「犬夜叉」のあと、間髪入れずサンデーで新連載を開始しちゃったからなぁ。
 
 本音では、僕は、高橋留美子は好きではない。
 男性キャラの扱いが、荒っぽいことが多いから。
 でも、流石に最近の風潮には、ちょっと待てと思ってしまうのだ。
 
 あだち充は、一昨日発売された「ショートプログラム〜ガールズタイプ〜」を読んでみるとよい。
 千円しないのだから、「いっしょにとれーにんぐ」を買うよりマシな投資だと思うw