俺の妹がこんなに可愛いわけがない(4)

 公式には明日発売だけれど、普通の書店でも金曜日にフラゲできたと思う。
 電撃文庫は「狼と香辛料」XIIも同時発売だったけれど、発売日が徹底されていた*1分、どちらも金曜「は」動きは鈍かったように思う。
 早速読了したので、感想を。
 以下、ネタバレなので改行。
 
 
 
 
 
 おーけー?
 
 三巻の感想では「第一章は余分に思えた」と書いたけれど、今回は最初からテンションmax。
 「桐乃へのプレゼントゲットするぞ作戦」の付近の描写が、盛り上がる。
 第二章はお約束の麻奈実のターン。
 
 そして、京介がエロゲーの深夜販売に行く羽目になるのだが、それに全く違和感を感じない自分は、既にこのシリーズに毒されているのかも知れん。
 ここ以降は、見せ場のハズなのだと類推するのだけれど、先に書いた通り第一章の印象が強く、本筋と思えるこちら側が今ひとつと感じた。
 桐乃は黒猫にいじめられる*2ところを頂点に、この巻も一巻,二巻にあった存在感が「更に」薄れていき、まぁ、ああなる、と。
 最後のアレは、黒猫にフラグが立つ伏線と考えていいんですよねw?
 非常に個人的な経験ながら、ぢつは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の女の子の中で、麻奈実が最も難儀なタイプと思うので、あそこで黒猫と鉢合わせは、後々、修羅場になる予感がする!
 
 全体的に、この巻が読み進めるのは最も楽。
 どこかで噂されていた通り、今回は全四章は時系列では繋がっていて関連づけはあるが、ほぼバラバラなショートストーリー四編と見ることも出来る。
 伏線も入り組んでいないので、忙しい人でも一章ごとに読み進めることで、十分済ませることが出来る*3構成で、このシリーズは今後このような書き方になっていくのかも知れないと思った。

*1:あちこちで書かれていたからね。

*2:というか、きっとみんなわかっているけれど知らないふりをしている、お約束の設定をバラす。

*3:前三巻は、一気読みが前提のような書き方だったから、内容はライトだけれど辛抱が必要だったからね。