「編集王」

 先週、土田世紀氏が亡くなって、変な言い回しになるが、そのことには僕は「まったく驚かなかった」。
 時代背景もあるだろうし,当時幼かったこともあるが、「編集王」のような泥臭い漫画が20代若者の仕事とは思いもよらなかった。
 書いてる当時に、既に人生酸いも甘いもかみ分けるいいオッサン、ならば、逆算して、そのようなこともあるかな、と、勝手に類推してしまったのだ。
 
 あの手の漫画は、最近受けないのか、目立たなくなった。
 そんなこともあって、今は、情報が入りづらいカテゴリーではある。
 こう言うの、ビッグコミック系の衰退と連動しているように感じる。
 あの枠で活躍していた漫画かさんは、殆どが書く場を移しているあたりも含めて、理由は「何かありそうだ」。
 
 そんなことも考えさせられる、一件だった。