俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11)

 あれ?と思われるだろうが、積んだまま放置していたんである。
 っていうか、半年近く経っても続刊の予定が発表されないってのは、アニメーション二期とのしがらみだったのですな。
 以下、ネタバレにつき改行。
 
 
 
 
 
 この巻は過去編。
 京介と桐乃が何故一巻当時のような関係となったかが、明らかになります。
 少し重い話のためか、過去編部分にギャグテイストのある新キャラを投入*1、他の巻とのバランスを取っている。
 このようなサイドストーリーって、ほとんどが裏設定のママ終わってしまうのだが、それを表へ出せるのは、ヒット作の余裕ってところでしょうか。
 
 さて、その話過去の話を持ち出しのは愛しのボスキャラ麻奈実さんなので、コレは桐乃のブラコンにとどめを刺すために、外堀を埋めたと思われ。
 過去の巻も含めて、ここまでの一連の流れを追うと、麻奈実さんは天然のように見せながらかなりの策士であります。
 京介は麻奈実のことを「おばあちゃん」に例えておりますが、根のしたたかさなど本人は意識していないかも知れないけれど、言い得て妙。
 いやあ、女性って恐ろしいですねえ、って話ですわ(これが感想w)。
 
 さて、京介が選ぶ相手は、麻奈実しか落としどころがなくなってきました。
 桐乃は倫理的にNGだし、あやせはサラッと12巻予告編で脱落されられ...
 黒猫は自爆しそうだし,沙織はこのところ蚊帳の外...
 
 つまり、どう面白く書いてくれるかに尽きるわけですな、最終巻は!

*1:元ネタは、モバマス双葉杏かも?