「To LOVEる」の連載が終了し

 大げさかも知れないが、ひとつのブームが終了したと思う。
 週刊少年ジャンプで、完全にエロありのラブコメを出来たことが奇跡。
 そして、他誌でフォロワー(と言うか、過激路線)を産んだことも事実。
 巻末の矢吹健太朗のコメント、「バトル路線に行かずに終えることが出来てよかった」(意訳)ってのは、本音だろうなぁ。
 最終回まで「To LOVEる」は「To LOVEる」であり続けた訳で、少年誌の人気作、とりわけジャンプでそれを通せたのは恵まれていたよ。
 そして、矢吹健太朗の次回作は「To LOVEる」の系統ではないと思う。
 そちらは、やり尽くした感があるもの。
 
 打ち切り情報が某巨大掲示板で流れた際、ジャンプのラブコメ路線は河下水希「あねどきっ」が始まった時に既定路線との意見が散見されたけれど(或いは、少年ジャンプ編集部もそう考えているかも知れないが)、男が考えるのと女性が考えるのは違うので、正統な後継になるかについては、僕は疑問に思う。
 以下、今更感はあるけれど、単行本派の方のためにネタバレ改行。
 
 
 
 
 
 おーけー?
 
 結局、ララに背中を押され、リトは初志貫徹で春菜に告白に行くのだけれど、そこでトラブルが発生しハーレムエンド?になるというオチ。
 これ、少年ジャンプが旧態依然としたハガキによる人気集計システムを使用していることを考えると、最初から用意されていたものだろうねー。
 だって、リトの中では、ずっと春菜でぶれていないから。