2015-01-01から1年間の記事一覧

起伏に欠けた「アルスラーン戦記」

毎日放送が力を入れる日曜17時枠で、これか...という印象。 原作が小説で、コミカライズが荒川弘氏ということもあり、おとなしい。 刺激的であればいいってことはないのだが、深掘りして描くのであれば、別の演出法方があったのではないかな?と。 NHK(かつ…

自らあげたハードルの下をくぐる「ガンスリンガー ストラトス」

「ニトロプラスとproject No.9はゲームの世界を良く理解してくれているから、大船に乗った気持ちで任せている(意訳)」とゲーム版のスタッフが語ったのは、一体何のことだったのか、意味不明の出来上がりだった。 ストーリーはバラバラ,演技もバラバラ。 …

作画は凄い!「放課後のプレアデス」

あと、アイキャッチがキレイ! でも、、、、かと言って、マニアな作画ファンに受ける方向ではない。 ストーリーには興味が持てず、キャラクターはどこかから借りてきたようなのばかりである。 富士重工をダマしてここまで持って来たにも関わらず、何か「浅い…

ノイタミナの汚点「パンチライン」

「冴えない彼女の育てかた」の後継と考えれば、「オタク枠」として納得する... が、そもそもノイタミナの定義は、 「アニメの常識を覆したい」 「すべての人にアニメを見てもらいたい」 で、「四月は君の嘘」などそれをまさに体現した作品だった。 しかし、…

「境界のRINNE」

高橋留美子の漫画が概ね好きではないので、冷静ではないかも知れない。 (「人魚シリーズ」などは素晴らしいと、敬意を持っているが...) その上での「境界のRINNE」、だ。 「るーみっくわーるど」好きはこういうの好きだろう、って小手先のギャグはあれど、…

これが土曜午後かと目を疑う「電波教師」

主役に神谷浩史を据えただけ。 以上である。 作画が酷い。 「こだわれ」と書いているのではない。 普通でいいのだ。 また、一部キャストが酷い。 そのため、演技のバランスが狂っている。 この作られ方は原作者に敬意を持っているとは思えないし、この時間に…

はなしが散らかりすぎ「ログ・ホライズン 第2シリーズ」

シリーズが長くなると仕方ない病気、「主人公以外のキャラクターも掘り下げたい病」が、原作で頭をもたげてきたのか... それを、忠実にアニメーション化してしまったと推察。 おまけに、わかりやすさを優先したためか、パート毎ぶった切りになっており、逆に…

「冴えない彼女の育てかた」

「富士見ファンタジア文庫」の原作のアニメーション化、通例では地雷。 主役が「毎度の松岡禎丞さん」で残念だったり、コミケや同人ゲームに関する詳細な描写が良く描かれているとは思ったものの、今となっては珍しいものではない。 が、普通のハーレム物な…

過去作の放送形態に難も「夜ノヤッターマン」

「ヤッターマン」が悪者になる設定、このキャスティング*1は、日本テレビで放送された過去作が見れない状況(アタシだ!)だと、辛いところがある。 設定に凝りすぎていて、前半の7割は「何をやっているのかわかりません」。 新「ドロンジョ」が幼女であるこ…

出だしで相当に損した「暁のヨナ」

斎藤千和さんがヒロインを演じる一点で視聴を継続したが、そうでなければ、序盤の少女漫画原作臭に当てられて撤退していたを思う。 御姫様が国を追われ、イケメン配下を集めるという、昔なら「衛星アニメ劇場」でアニメーション化されたであろうあらすじ。 …

マリアの魅力薄まった「純潔のマリア」

主に演じる方ではなくて、キャラクターデザインで損をしたかなぁ?と思う。 動かすために描きやすくしたと推察するが、石川雅之が描くマリアの魅力、10%も出ていません。 相当に入り組んで描かれた原作をときほぐし,再構築したシリーズ構成・倉田英之氏の手…

トンデモも許せる「弱虫ペダル GRANDE ROAD」

だって、それが青春だから! 「ダイヤのA」のようなリアリズムも良いが、コレはコレで納得。 1クール目終盤で箱根学園 荒北が脱落する場面、吉野裕行さんの演技が凄すぎたり*1、鳴子が目が見えなくなり小野田クンがいない右側にはなしかける演出*2が年明けの…

正統派ファンタジー「七つの大罪」

日曜午後5時からの放送枠として相応しい、少年漫画原作ファンタジー。 このような作品が続くことを、この枠には期待したい。 週刊少年ジャンプ的に主人公たちがインフレ的に強くなるのではなく、最初から最強の設定。 ただ、理由があって発揮できる力が制限…

期待しすぎて肩すかし「SHIROBAKO」

だが、おもしろい作品だったとは思う。 アニメーション制作スタジオを描いた業界モノってこと、水島努監督のオリジナル作品であることが手伝ってか、方々でバイアスが掛かり高い評価を得ていただけに、遅れて視聴した分だけ、肩すかしを食らった感が。 一般…

初期の良さ薄れた「デュラララ!!×2 承」

事前の特番で、キャストの神谷浩史氏が「5年の空白を感じさせない」旨発言していたが、とんでもない。 制作スタジオの名義変われど製作スタッフ変わっていないと語られていたが、一期「デュラララ!!」の持ち味だった混沌感,スピード感が薄れ、ごくフツー…

ボクの思っていたのと違う...「艦隊これくしょん -艦これ-」

と、多くの視聴者が感じたのではないかなあ、と。 元となったブラウザゲームのテーマ「深海棲艦との戦い」に重きを置きアニメーション化すれば妥当な線ではあるものの、「艦これ」を通じ大日本帝国海軍の歴史に触れたような人から見れば、食い足りない印象と…

重なる不幸に涙「ガンダム Gのレコンギスタ」

久々に、富野由悠季氏が指揮をとったガンダム。 んが、ここへ至るまでに「おしゃれガンダム」に染まってしまった視聴者が多く、原点である富野節について行けない者が続出。 ボクも、危うく脱落しそうに。 4〜5話までリハビリ期間が必要だった。 メカのCG部…

高校野球を描いた頂点「ダイヤのA」

高校野球を経験した作者が描く原作の味を活かした、アニメーション化。 試合での場面は、「おおきく振りかぶって」で水島努監督が推し進めた、グランドのレベルに近い視点を採用することで、「主人公たちがプレイしている」実感を得られる仕上がりとなってい…

「四月は君の嘘」

ピアノを弾く「元」天才少年の成長譚。 ただの「ボーイ・ミーツ・ガール」ではない原作の意図を汲み、キッチリとアニメーション化してきた。 実は、音楽の要素は添え物だが、その演奏部分に「これでもか!」とのこだわりを見せ、作品の厚みを増させることに…

とっ散らかって終了「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」

分割2クールの後半戦。 シナリオの良さで引き続きの視聴を決めたのだが、終盤に思わぬ波乱が... 何と、10話で終了。 急にここで終えることを決めたためか、まとめの段階になって話はぶつ切り。 話数を割いて丁寧に作っていけば、良い評価となったのかも知れ…

初心忘れた「Go!プリンセスプリキュア」

「ふたりはプリキュア」から始まったこのシリーズ、当初は「女の子向けドラゴンボール」を標榜し、徒手空拳のアクションが売りだったハズだ。 タイトルが大きくなり過ぎ、親御さんの要求を飲まざろう得ないことは推して図るべしだが、流石に、それらをまるっ…

テンプレのハーレム「聖剣使いの禁呪詠唱」

ヒロイン格の声優さんが(ふがふが)な人たちで、耳障り悪い。 特に、序盤の竹達彩奈さんの無双っぷり、逆方向に特筆すべきモノがある。 しかし、これ、「呪文を唱える」地味な手段で怪物を倒すのに、その演出がまんま地味。 これでは、アニメーションとして…

資金の無駄ァ!「戦国無双」

大定番アクションゲーム「戦国無双」シリーズのアニメーション化。 そう考えると、ハナからの作画の拙さは、オリジナルのファン層を拡大することに役立つとは思えない。 それに、これ、そのタイミングでいるはずのない人がいたりして、ボクが知っている戦国…

テンプレのみでは...「銃皇無尽のファフニール」

ドラゴンとハーレムと微エロ要素をまとめただけ。 ヒロインイリス役:日高里菜さんの演技プランは、小倉唯さんの下位互換のよう。 どこを取ってもオリジナルがなく、引っかかる要素皆無。 そのためか作画にもやる気がなく、孤軍奮闘するのは劇伴のみ。 これ…

キモとなるアクションシーンがダメでは「ISUCA」

妖怪退治+お色気。 これが「ISUCA」を支える2大ポイントと思うが、その両方ともこのアニメーション化では生きてません。 妖怪を退治するアクションシーンに活力がない、これが最悪のポイント! 作画の善し悪しは仕方ないとしても、勢いで見せる努力もされて…

ギャグただ滑り「美男高校地球防衛部LOVE!」

高松信司監督のオリジナル作品と言うことで期待していたのだが、まるでつまらない。 注視すると、クオリティが低いのではなくて、地球防衛部のメンバーを演じる若手声優たちが上手くないのだ。 何となく、誰かの下位互換かな?と思わされたり、そういう感じ…

アーケード派にとって複雑「アイドルマスター シンデレラガールズ」

こんな感じで、オリジナルの「アイドルマスター」をアニメーション化してだきたかった、と言うのが素直な第一印象だ。 制作スタジオの都合でロボットに乗せられてしまったとしか思えない「アイドルマスター XENOGLOSSIA」とか、律子が引退してしまったパラレ…

初っ端から微妙「新妹魔王の契約者」

エロ成分多めで光さんが仕事をする、ラノベ原作のアニメーション化。 そのためだろう、テンプレを押さえすぎていて、内容に新鮮味はナシ。 一話で一気に盛り上げ、最終話まで押し切る戦術だったはずも、アクションシーンなどの作画(それ以外も!)がダメダ…

「デス・パレード」

「若手アニメーター育成プロジェクト」の一環から出てきたモノってことなので、仕方が無いのかも知れぬが、「人の性」や「後味の悪さ」を見る者に与える点など、「地獄少女」シリーズと共通する印象だ(かなり、オブラートに包んだ表現してます)。 作画,演…

コチラは初心にかえったら?「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」

アイドルアニメが流行っていることの影響をまともに受け、「ミルキィホームズ」本来の持ち味を失ってしまった。 と言っても、番外編「小林オペラと...」以外は、第一作から変わってしまってることも事実。 よく書けば、流行を取り入れているんだろうが... パ…