「ハッカドール THE あにめ〜しょん」

DeNAのスマホアプリで登場するキャラクターたちを、アニメーション化。 「Hi☆sCoool! セハガール」の半分でも、何か見いだせるところあれば...と期待したけれど、そんなことはなく。 この手のジャンルでは、第一人者の菅原そうた監督を超えるどころか、足下…

「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」

題材がコンピューター(しかもOSなど)にまつわるもので、地味。 これをアニメーション化する理由が見当たらないほどだが、その上に演出も地味で淡々と進む。 神戸守監督が、そういう作風を好む方で、ボクが代表作を思っている「エルフェンリート」でさえ、…

作り込みが三流以下「Dance with Devils」

「ミュージカルアニメ」と銘打って、作られた本作。 ただ、そこありきになり過ぎ、兎に角歌わせることに腐心しすぎた印象だ。 映画でも、良く出来た作品は、流れるように歌に移行するンだけれど... その辺は、吉村愛監督の力量不足と考えざるを得ない。 唯一…

「対魔導学園35試験小隊」

ヒロインは可愛く描かれているけれど、それだけ。 テンプレと言われればそれまでだが、越えてくる魅力に乏しい。 設定はもちろんだが、声で聴かせる魅力も薄い。 基本的なテイストはいいのだが、脇を固める方々も含め影は薄く、この世界観に耐えられるかは、…

結構いいところもあるが...「コメット・ルシファー」

メカや音響はそこそこなのに、何故か初回から作画が思わしくないところが散見された。 そこが「イヤな予感」を誘うのだが、まさにそれが的中。 「交響詩篇エウレカセブン」の劣化版という方々が多いように見受けられるが、そもそも「エウレカセブン」でさえ…

OP以外は、ちょっとずつもの足りない「落第騎士の英雄譚」

ぱっと見のスタートが、テンプレのハーレム物っぽかったぢゃないですか。 1話でお約束は処理し、やりたいことを...と考えていたと推察するものの、「狙う熱い部分」への頑張りは見えたけれど、リソースの制約の壁にぶち当たっていた印象。 基本的に、作画な…

「ランス・アンド・マスクス」

ヒロイン幼女の気持ち悪さは何だ?としばらく考えていたが、「ロウきゅーぶ!」だった。。。 アチラは、シッカリとバスケットボールの基本を押さえて描かれたものだったから無問題だったが、コチラはそういった背景を察せない媚び具合(演技プラン)がかなり…

異文化交流失敗「THUNDERBIRDS ARE GO」

名を馳せた人形劇「サンダーバード」を、CG+特撮の併用で再映像化。 それ以外は、全くコンセプトを変えない質実剛健ぶりで、オールドファン感涙,新規参入組呆然。 年代的にも新参者なボクは、ちょっと合わなかった。 世代が持っている「空気感」ってあるか…

男子中高生のアタマを具現化?「ヘヴィーオブジェクト」

オブジェクトにやられる味方は軽いし、やり返そうとする主人公たちも軽い。 絵柄の軽さにも拠るのだろう。 が、メインキャラのセリフ回しの軽さも、見逃せない不味いポイントだ。 オブジェクトは「巨大」というより、中途半端な大きさだ。 「デス・スター」…

お金の臭いをプンプンさせすぎ「かみさまみならい ヒミツのここたま」

コイツは、バンダイのドールハウス参入の足がかりとして、制作された模様。 したがって、ロコツに「ここたまハウス」とそのオプション品の販促が入る。 それが、見ていて、大変うざったい。 その贖罪か、「プリキュア」シリーズで得たノウハウ、「親御さんに…

名作を政治色に染めすぎ「ヤング ブラック・ジャック」

名作「ブラック・ジャック」の前日談とされているようだが、そもそも原作にてコアな部分は描かれているため、本当の蛇足のような内容。 それも、1960年代の反体制を主としたヒッピー文化の影響を強く受けていて、最早「医療もの」である必要さえない。 これ…

「WORKING!!」史上、最低の「WORKING!!!」

個性強すぎるキャラクターたちが織りなす物語を、ハッピーエンドへ向けまとめる使命を持った本作。 (実際は、年末の「1時間スペシャル」を待つことになったが...) ここでの失敗は、また監督を変えてしまったことではないだろうか? 鎌倉由実氏の力不足とい…

「乱歩奇譚 Game of Laplace」

江戸川乱歩の推理小説を、現代に置き直したオリジナルだ。 その分、相当にムリな展開もあるのだが、そこはアケチをコバヤシの気持ち悪さでしのぎきってしまおうってプランだったのだろうか?? ただ、怪人二十面相を積極的に絡ませようとした第3エピソード以…

映像化のタイミングが早ければ...「それが声優!」

「さよなら絶望先生」の久米田康治の弟子(笑),もしくは「ハヤテのごとく!」原作者の畑健二郎による同人誌をアニメーション化。 声優業界を目指す向きに綴った体の、「あるあるネタ」集だ。 原作を、経験豊富な現役女性声優あさのますみ氏が書いたことで…

「To LOVEる−とらぶる−ダークネス 2nd」

月刊誌連載になり原作のストック確保が容易でないとは言え、もうないと思っていた「ダークネス」が、約3年ぶりにアニメーション化された。 このシリーズをより良い方向へ導いた大槻敦史監督が、続投。 そして、シリーズ構成も担当された。 原作の意をより汲…

「監獄学園」

おぱんつ様が頻繁に登場する(或いは、もっとえぐい表現も)エロアニメの皮を被り,バカになりきりながら、シッカリと物語があって追わせる仕上がりになっている。 「xxxHOLiC」(ボクは好きではないが)以降、「侵略!イカ娘」「じょしらく」「げんしけん …

ただのファンムービー「デュラララ!!×2 転」

「デュラララ!!×2 承」が新キャラクターを加えての仕切り直しとすれば、「デュラララ!!×2 転」は1期の主要メンバーが「表舞台に帰ってくる」お話。 内容は、前期が「転」でコチラが「承」だ(笑 起承転結を意識してタイトルをつけたのだろうが、名が体…

「城下町のダンデライオン」

設定が奇抜で、登場人物も王家兄弟姉妹を含めて結構多いのだが、発散することなく、(アニメーションオリジナルの部分も含めて)よくまとめきったと思う。 ヒロイン陣に、花澤香菜サン,茅野愛衣サン,石原夏織サンといった、人気はあれどボクの中では「評価…

キャラクターデザインがテーマに合ってない「Classroom☆Crisis」

それと「Classroom☆Crisis」という題名で、ずいぶんと損をしている。 「企業」「政治」「労働組合」など、「学校」以外に多岐なテーマを組み合わせ、30分×13話に収めきったのにもかかわらず、かんざきひろ原案の丸顔キャラクター*1から、軽いやシリアス感の…

二匹目のドジョウは、微妙な案配「がっこうぐらし!」

「魔法少女まどか☆マギカ」の成功を受け、ほのぼの系キャラクターと残虐性を組み合わせた、芳文社による二匹目のドジョウ作戦の成果物だ。 ただ、構成の下手さ故か、最初の1,2話で、原作未読組でもどのような内容で展開されていくかをほぼ読めてしまうところ…

田村ゆかりさんにまつわるエトセトラ。

色々と「畳む」ことが発表されたんだけれど、皆さんが思っているとおり、キングレコードのスターチャイルドレーベル再編にまつわるハナシなんでしょう。 と、なると、意外に言及されていないけれど、他のスターチャイルド所属の声優さんの活動にも影響があり…

お兄ちゃん大好き「干物妹!うまるちゃん」

タイトルで、デレステの双葉杏のようなキャラクターをアニメーション化したのかと、当初、誤解してしまった(原作未読)。 お兄ちゃん大好きブラコン妹と,若干シスコン兄の、イチャイチャ日常系。 「日常」よりも日常系っていうか、究極的日常系。 こういう…

絶対タイトルで損してる「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

原作からタイトルが「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」なのだから、逆らいようないところではあるけれど、カッコイイ横文字タイトルが与えられていれば、ヒロインたちの魅力から、もう少しはパワーを持てていたかも知れない。 勿体ない。 異世界と、…

ありがちな設定を、飽きさせずに見せた「実は私は」

ヒロインが皆人外とか、本当に手垢まみれの設定なのだけれど、ヒロインの「実は...」を明かしていく演出の妙があって、飽きずに見終えた一作。 作画が雑な印象があって損をしていると思っていたが、このテーマ・内容で女の子がキッチリ可愛かったりすると、…

真っ当なギャグ作品「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」

下ネタは「どれだけやり切るか?」に成否がかかっているとボクは思っているので、この振り切った方向には大賛成。 シリーズ構成の横谷昌宏サンは、当たり外れ何でもやるタイプと見て取れる*1ので、鈴木洋平監督か、他のスタッフに寄るところが大きいのだろう…

料理ものとして納得の出来「食戟のソーマ」

流石、満を持しての週刊少年ジャンプからのアニメーション化と言うべきか、料理ものとして王道の展開+納得させるストーリー作りに舌を巻く。 「料理作画監督」を置いて*1の料理へのこだわり、これが遺憾なく発揮されていて、極めて美麗。 夜中視聴すること…

前作から格段の進歩あり「ベイビーステップ(第2シリーズ)」

第1シリーズは感想に記したとおり、テニスをプレイしている作画にかなりの「難」があった。 この点が大きく改善され、ワンランク上のアニメーションとなったと思う。 ご時世か、多くのプレーヤーの動きが錦織圭選手風になってしまったところは、まァ、ご愛…

白泉社の赤髪連チャンには疑問「赤髪の白雪姫」

「暁のヨナ」に続き、白泉社は何故ヒロインの赤髪コンプレックスもの?と続けてアニメーション化したのか悩むのだが*1、本編は、違った形での王子様に頼らない現代的ヒロインが描かれていて、好感を持った。 また、ゼンを演じる逢坂良太サンを含め、これ見よ…

真っ直ぐラブコメ!!「俺物語!!」

猛男の良さを上手く伝えきったところが、本作のポイントだったと思う。 「猛男の良さがわからぬ女子は相手にしない(ちょっと、影ありそうだが)砂川をはじめ、出てくるキャラクターが「皆いい人」であることが、大きな魅力となっている。 性格悪い奴が登場…

スピンオフ作品としてGood!「長門有希ちゃんの消失」

名にし負う、「涼宮ハルヒの憂鬱」のスピンオフ、というか「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」のスピンオフかも。 骨格は本家の「涼宮ハルヒの消失」に該当する部分を持って来ていて、そもそも美味しい箇所の展開ではあるけれど、それをキッチリ料理しきった点がスバ…